きくらげって結構大きくなるんです。
きくらげはしいたけと比べると香りが少なく、味はほとんどありません。でもコリコリとした食感は他のきのこ類が絶対まねできない最大の特徴です。特に、大きくて肉厚の個体の食感は最高です。私の勝手な見解ですが、きくらげ栽培の魅力は、
この大きくて肉厚なきくらげをどれだけ多く育てるかにあります。
本来、きのこ栽培は、1個の菌床からどれだけ効率よく多く収穫できるかが重要です。しかし、栽培環境を少しいじってわざと巨大化できた時は、この上ない達成感があります。
しばらく放置してても勝手に育つ設備が理想です。
きのこ栽培は基本的には農業なので、手間をかければそれだけ良いものができると思います。しかし一年を通して計画的に働くことができることで、初めて産業として成り立つと考えます。毎週決まった日は休みたいですし、盆と正月は連続して休みたいですよね。弊社のシステムはこの点を最も重視して改良してきました。季節によって調整は必要ですが、基本的な栽培環境は作れるようになりました。そして併設している高湿冷蔵庫が在庫の調整に貢献しています。
必要に迫られて製作した自動散水装置はなんと手作りです。
詳細はこちら。栽培必要条件
■温度=庫内温度制御可能な熱源機で自動調整 ■湿度=自動散水装置による調整
■酸素=農事用換気扇による確保 ■光量=LED照明による確保