株式会社マテリ・アソート
特許第6362204号「冷温水循環断熱パネルシステム」
☆ 無風プレハブ冷蔵庫  ☆ 通年きのこ栽培室

通年きのこ栽培室

きのこの生産状況を調べてみました。

きのこと言えばどのきのこを連想しますか? 50代後半の私はしいたけを思い浮かべます。子供のころ父親が自宅の裏で原木栽培をしていた記憶があります。現在のきのこの市場はどうでしょうか?えのき、なめこ、まいたけ、ぶなしめじ、エリンギなどのきのこがメーカーさんから供給され、一年中買えるようになりました。
 このように工業化が進んだきのこと違い、しいたけは全国の多くのきのこ農家さんが生産しています。生のしいたけの生産量はえのきとぶなしめじに次ぐ3位ですが、実は乾燥しいたけを含めるとダントツの1位です。やはりきのこと言えばしいたけのようです。

 ざっくりした数値ですが、しいたけの栽培可能温度は10~25℃、きくらげ(南方系品種のあらげきくらげ)は20~30℃です。栽培設備は遮光したビニールハウスが主流で外気温に左右されるため、しいたけ栽培をされている農家さんの中には5月~10月とか、暑い時期だけきくらげを栽培する「二毛作」の方もいらっしゃいます。
しいたけときくらげの流通量の割合は、圧倒的にしいたけが多く、生で流通するきくらげはまだまだ珍しいようです。特に寒い時期のきくらげは光熱費が高いためか、きわめて希少です。
 きのこの生産量と生産状況                        (あくまでもネットで調べたレベルです。)
直売所でも圧倒的に多く見かけるしいたけ。

年間を通してきくらげの栽培ができる設備を作りたい。

冷温水循環断熱パネルを使った応用商品を開発するために、温湿度等のデータを入手する目的で、安直ですが少しでも利益が出るきのこの栽培を検討しました。工業化されたきのこ類、競争の激しいしいたけを除くと、流通量が少なく特に寒い時期に希少なきくらげを栽培対象としました。通年栽培のメリットは、お客様への安定供給だけでなく、雇用の創出(産業化)にあると考えています。断熱パネルや海上コンテナを使って、年間を通してきくらげを栽培している事業者さんが増えており、きくらげの通年供給は今後さらに広がる可能性が高い市場だと考えます。
 5年間きくらげの通年栽培をしておりますが、温湿度等のデータの獲得よりも、弊社のシステムではどんなきくらげができるのか?などに興味わいてきました。「大きくて肉厚のきくらげはどうしたらできるのか?」など、現在ではフィールドテストの域を超え、ほとんど副業になってしまいました。いや~きくらげ栽培って実におしろい!

加温も冷却もできるんです。

冷温水循環断熱パネルと住宅設備の床暖房用の熱源機を組合わせて、壁パネルの輻射熱で温度調節してきくらげを栽培する設備です。熱源機は大手メーカー数社の機器を使ってみましたが、最終的に、温水だけでなく冷水も作れる機種に落ち着きました。夏は冷水、冬は温水を循環させて室内の温度を調節しています。
きくらげの栽培の最大の条件は温度湿度です。暑くても寒くても乾いても湿りすぎてもうまく育ちません。酸素濃度光量も重要です。この環境を壁パネルの輻射熱温調・農事用ロスナイ換気扇・LED照明・自動散水装置により作りました。特に輻射熱温調はは断熱パネルとヒートポンプ熱源機という独自のシステムです。壁パネルの輻射熱は、きくらげはわかりませんが、ぽかぽかして働く人にはとても心地よい環境です。この省エネ性が高い組合わせてコンビによって、採算が合わないとされている冬期の栽培にも挑戦中です。




➡詳しくはきくらげ栽培事業をご覧ください。

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開発したパネルシステムを応用した商品を、フィールドテストを経て販売を開始いたしました。特殊な商品ですが、ご要望にマッチしたお役に立てる商品かもしれません。ぜひ一度ご覧ください。

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